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2015年11月28日 (土)

仕事論

 評価についての結論を述べたので、最初に戻って、マンション管理人とは
どういう仕事か、というテーマでは無く、そもそも、
どう働くべき仕事なのか
という論をまとめて締めくくりたい。 
 まず雇用形態だが、管見の範囲では、マンション管理人が管理会社の正社
員という話しは聞いて居ない。管見を前提に考えるわけだから、正社員、生
え抜きの管理人の事例ついてご存じの諸兄は、保留の上、読み直して頂くこ
とをお願いする。
 それはともかく、管理会社の正社員ではないのはなぜか。いくつも理由が
あるだろうが、見落としてはならないのは、管理人(派遣)という仕事は、
管理会社の管理委託契約の第一の目的業務ではない(管理事務を下請けに丸
投げすることは許されないが、管理人業務は投げて良い)、と言うことだ。
 管理会社社員のうち、事務担当にはパートや派遣の人が居るとしても、管
理人が接する担当がパートや派遣とは、未だ聞いたことはない。しかし、現
場に、補助としてではなく、専任として配属されるマンション管理人は正社
員ではない。正社員の仕事ではないのが普通の現実としても、現実だからそ
れしかない、それが正しいと言うことにはならないだろう。
 そして、給料論で触れたように、管理人の待遇に将来性はない。管理会社
が管理物件をランク付けして、優先物件にはそれなりの管理人を配属させる
ような異動が普通になるのは50年先だろう。そのときまで給料は上がらな
い。
 すなわち、ここで言いたいのは、このような将来性のないマンション管理
人を(あえて)するという理由は、自分で見つけなければならない、と言う
ことだ。管理会社の本来業務ではないからこそ、仕事の理由は自分で考え、
引き出すしかないのだ。つまり、働く理由が必要な仕事、
働き方を考えるべ
き仕事
、と言うことがある。
 勿論、生活の為に余計な事は言って居られないとしても、終身続けられる
だろうか。他に仕事がないから、という選択?も在るが、それだけで何年続
けられるか、である。ある程度長く働くためには、自分なりに働く意義を考
えておく方が良いのではないか、ということを最後に提案したい。私見では
余計な事は考えずに働く場合、迷いながらも、2年は出来るかも知れない。
でも、給料の額に完全に満足出来る人でない限り、体は続いても、いつしか
モチベーションも消えるのではないか。もちろん、惰性になれることが出来
れば、なんとか続けられるが。
 あるいは、先輩諸兄は管理人という仕事に満足を見つけられているか、と
言い換えても良い。なぜそんな余計な事にこだわるのか、という批判は当然
あるだろうが、これは、2番目、3番目の仕事だからこそ、人生の、自分の
残りの時間の働き方を考えておきたい、と思うからである。終活とまでは言
わないが、最後の仕事であるのならば、仕事、働くということを大切に考え
る最後の時と言いたい。まだ働けるときだからこそ、働く意味、目的をしっ
かり自覚して働きたい。最後だからこそ、自己満足つまり人生としての満足
を徹底的に追求しよう、と言っておきたい。つまり、具体的な内容は人によ
り天地の違いがあるとしても、形としては、自己の満足、納得に徹すること、
それがマンション管理人としての正しい働き方である、と宣言する。
 何も考えずにがむしゃらに働く、最初の仕事はそうでなければならなかっ
たかも知れない。しかし、そういう時期はもう過ぎたはずだ。もう若くはな
いのだ。幸い?マンション管理人はがむしゃらな、時間やノルマに追われる
仕事ではない。だから、のんびりでも良いのだが、残念ながら、のんびり、
では続かない。まあ、そう気が付いてから考えても良い、とも言えるだろう
が、気が付くのは早いほどよいと思うので、あえてお伝えしておきたいと思
って蛇足を続けたのである。

 ・・完・・


★人生の最後の仕事、と言う話しにたどり着いたことで、
 当ブログも最後まで来たわけで、これをもって終了いたします。
★長い間の皆様のご訪問、コメントに篤くお礼申し上げます。


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コメント

一応全部読み続けてきました。

それで”仕事論”で感じたこと、、、

>そもそもどう働くべき仕事なのか

そうですね、おっしゃられる”管理員仕事への姿勢論”は大体は的を得てはいるかと存じます。

それでですね。

その姿勢論を認識された上で、管理人には”仕事をされる”ことが、マンション居住者との関係において良いものかと思います。

というか、どのような仕事でもその合理的必要性はあります。

それは、ごみ収集でも、医師でも変わりません。


>あるべきマンション管理、あるべき管理人、 について、管理人の見習い人が思うこと・・

副タイトルがこうなら、この姿勢で締めくくりをされるのがよいものかと存じます。


わらわら(*^_^*)

コメントありがとうございます。
上手くまとめられたのかどうか全く自信ありませんが、
評価して頂き恐縮です。

まあ、いわゆるこぼれ話、裏話のブログはいくつもあるので、こういう変わった?ブログが一つくらいはあって良いと思って始めました。

要は、人とは全く違う形でプライド保たないとやってられない、と言うことに過ぎません。普通のプライドだと崩れやすいが、変な?プライドだからこそ、崩れにくいと思って居ます。

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