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2015年10月 7日 (水)

補足 管理人の評価の矛盾

よくよく考えて見れば、マンション管理人という仕事を始めたとき、誰でも出
来る仕事と聞いているし、一度は経験しても良い仕事と思って居たから、同じ
ような意味で、一度はマンションに住んでもよい、と見習い人も思って居た。
しかし、管理人としてだが、マンションについてある程度知った後では、住み
たくないな、と変化したわけだ。もちろん、これは見習い人だけだとしても、
そういう変化も、一つの評価データになり得るとおもう。
 見習い人の気持ちの変化は、要するに、考えもしなかった煩わしさに参った、
そしてその煩わしさは、自分が要介護になったら耐えられないと思ったからな
のだが、それはしかし、考えすぎかも知れない。
 管理人であれば、あまり話したくない人とも相談したりしなければならない
ときがある。あるいは、管理組合の理事長には必ず話をしなければならない、
と言うことが、煩わしさなのだが、居住者であれば、別に管理人と同じ対応の
必要は無いから、みんなも住んでいられる、とも言える。
 そして言うまでもないが、マンションについて考えるときの前提は、現に自
分が勤務している先である。つまり、実は、○○マンションには住みたくない、
今からは住めない、と言っているのだ。マンションという所について全く知ら
ない自分が想像で、一般論として住みたくない、等と言って居るのではない。
 それでは視点を変えて、人に勧められるか、を考えて見よう。中古で検索し
たら○○マンションも出ていたけどどうかな、と訊かれたらどう答えるか、で
ある。自分が住みたくないのに人に勧めるのはおかしい、と批判されるかも知
れないが、居住者としての経験に基づいて述べているのではないから、評価と
しては有効なはずだ。寧ろ、ある面では正確と言っても良いのではないか。
 例えば、売りに出されている号室の、上下左右の居住者を知っているのは管
理人だけだ。つまり、苦情が出るとすれば、誰が何を言いそうか、なんとなく
予測出来るかも知れないと言うことだ。具体的に言えば、小さい子供が居る夫
婦が入ったとき、子供の走り回る音がうるさい、という苦情が出るとすれば、
上下左右のどこからの可能性が一番高いか、と言うことだ。こういう可能性は
もちろん、管理人でないと分からない。不動産業者も知らない。
 ただし、不動産業者に案内されて来た人に言って良いかどうかとなると、実
は無理だろう。個人情報、名誉の問題に発展する要素があるからだ。一度でも
誰かに言うと、それがどこまでどう広がるか予測出来ない。
 つまり、管理人の評価は正確になるほど役に立たない、という矛盾がある。


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コメント

私も管理人してた事があります。先のブログ、まんま経験ありです。私の所も酷かった。住人のクレーム。嘔吐物や犬の尿掃除。管理人の行動を監視してクレームを探す事を楽しみにする住人。台風がきたことや大雪で滑ることも管理人のせいにする。住人同志のもめ事(騒音、犬の毛、いうピンポンダッシュ、車に傷イタズラ)そして管理会社の無理な要求と嫁いびりのような清掃チェック。事務仕事も多かった。私の担当していた所はやくざやホストも住んでましたよ。管理費払ってるんだから、、こうしろああしろと罵声もよく浴びました。あと、基本、管理人をバカにした態度の人が多い。何でも屋みたく思ってる人が多い。管理人なんて時給800円位。ゴミの分別しないで出す人も結構いた。これも管理人が一つ一つ分けて出す。資源ゴミの分別が一番時間かかりました。


管理人は使用人、と言う考え方は珍しくありません。
居住者全員が優越感に基づいて、とまでは言えないにしても、
管理人にやらせれば自分はしなくて済む訳ですから、
言ってくるようになる。
やはり、管理人は給料、時給が安すぎるんですね。
どんどん転職すれば良いんですが、そうそうは出来ない。
最初から、ここは何年、あるいは、何ヶ月、
と決めて始めるべきなのかも知れません。

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