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2015年10月28日 (水)

補足 価値の前提

マンションの価値を考えるのなら、築30年以上が最低の前提と言って良いと
思う。
 念のために繰り返すが、ここで考えているのは、いわゆる資産価値の話では
ない。いわゆる資産価値とは何か。売るつもりもないのに売らねば手にできな
いいわゆる資産価値を気にするのはなぜか。実は、マンションの価値というも
のは、普遍性・客観性などは無い。だからこそ、いわゆる資産価値にこだわる
ことになる。ようするに、いわゆる資産価値とは、ステータスと思われている
からである。今、自分は、何千万の物件に住んでいる、と言うことで、かつて
話題になった、いわゆる六本木のヒルズ族にあこがれているのと同じ心理だろ
う。勿論、それを目指すのも別にわるいことではない。
 それはさておき、築30年でも、コンクリート構造部分はさらに30年は保
つと思うが、外壁や設備のメンテナンスは必要であり、補修頻度は高まるかも
知れない。それを踏まえ、更に自分の、あるいは家族の10年後の生活を考え
たとき、築30年のマンションが中古で購入する候補になり得るだろうか。な
り得るか、なり得ないか、それがまさに其のマンションの価値に他ならない。
 つまり、最終的なマンションの価値とは、そこに住みたいと思うかどうか、
住む価値があると評価されるか、と言う実に簡単・単純なことなのだ。もちろ
ん、いわゆる資産価値の高いと思われているマンションに一度は住んでみたい、
と言う発想も当然あり得るし、別におかしくはない。
 一度は住んでみたいと言うのは、言わば、夢であろう。夢であるなら、細か
く検討はしないだろう。しかし、築30年であれば、様々なことを考え、調査
した上で結論を出すだろう。そうして出された評価以外に、評価に値するもの
はない。そしてそこには、其の人の個人的な要素、条件が決め手になって居る
だろう。その意味でも、評価は其の人特有の判断であり、世間一般のものには
なりにくいと思われるが、それで良いのである。評価、とはそもそも、そうい
うものなのだ。
 要するに、マンションという住まいは、築30年を過ぎて、初めて評価の対
象になるというのが当ブログの考えである。そして、評価の結果は、住みたい、
住みたくない(中古で買うか賃貸で入るか、の違いを問う必要は無い)、その
どちらかという簡単な話なのだ。
 築30年を超えているけれど、空きがすぐ埋まってしまう、と言うことが最
高の評価になるだろう。勿論、どういう人に、どういう階層の人に人気がある
のか、という要素にこだわる見方もあり得る。しかしそれは、要するに、生活
スタイル、人生観の問題で、自分がどう思うか、だけで良いのだ。

★築30年のマンションに住むかどうかの判断に際して10年後を考える理由
 は、築40年以上が統計では高経年マンションに分類される為である。



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