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2015年10月14日 (水)

補足 評価とは何か

一般論として、管理人は、自分の勤務現場のマンションに住みたいと思うだろ
うか。管理人としての仕事がやりにくい、きつい、と言うことではなく、住み
たいか、である。そんな事は考えたこともない、という管理人がほとんどかも
しれないが・・。
 要するに、マンションの価値とは何なのか、なのだ。
 いわゆる資産価値だが、複数の号室を持って居るのでなければ、資産価値と
は、売るときにしか手にできない。そして、売る、とは出て行くことだ。つま
り、それを手にするためには、要するに安いマンションに転居しなければなら
ない。それを目的に定期的に転居を続けると言うことを本気で実行出来るわけ
はない。最後はホームレスにならなければならないからだ。すなわち、普通の
居住者にとっては、いわゆる資産価値とは、正確に言えば、単なる自己満足に
過ぎない。
 それでは、実際に住んでの感想はどうか。これまたバラバラ。1階と10階
あるいは角と真ん中、南向きか東向きか、極端に言えば、建物の一つの部屋ご
とに違う。言葉としてはおなじでも、満足、不満の理由も全て違うだろう。つ
まり、総合的、統一的な評価は不可能。だから、いわゆる資産価値、つまり売
却相場が云々されるとも言える。
 しかし、評価基準は、じつは、ある。単純なコトで、築何年、で何世帯が住
んでいるか、である。
 では、ワインのように古いほど価値があるのか。
 ここでお断りしておくが、評価とは、価格価値を考えているのではない。住
むに値するか、と言う意味での価値のである。だからこそ、管理人としての評
価に先ずこだわるのである。
 古いと言うことは、劣化があると言うことだ。建築としての劣化ではなく、
バリアフリーなどの不備、いわゆる社会的劣化も避けられない。しかし既に触
れたように、マンションは健常者しか想定していない。その意味では、社会的
劣化とは、居住者が個人で対応すべき問題となる。
 築40年ながら、空き室がない、と言うことは、住むに値するから、と簡単
に評価して良い。
 勿論、経済的、年齢的に今更他に移れない、と言うだけかも知れない。だが、
よく考えれば、人間も、年々劣化つまり老化する。その意味では、建物の劣化
も、ともに歩む、と考えて良い。マンションに住み続ける為の経済力が続くの
なら、それが、住む、と言うことではないだろうか。修理におわれながらも住
み続ける、そういう住み方もあり得るのではないだろうか。つまり、マンショ
ンの価値とは、住み続けることで、自らが見いだしてゆくことではないのか。



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