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2015年8月28日 (金)

補足 分譲、の疑問

最初の評価として、マンションは買ってまで住むものではなく、賃貸で住む
ものだ、と言うのが見習い人の評価である。では、それは、マンション一般
なのか、現に自分が勤務しているマンションのことなのか、が次に問われる
だろう。つまり、そのマンションは、そこに勤務している管理人が自分も住
みたいと思うマンションなのかどうか、と言う評価データである。
 こたえは同じだが、勤務先を前提にしている。で、賃貸なら住んでもいい、
である。逆から言えば、買いたいとは思わない、である。
 ただし、このばあい、居住者のことは関係無い。フロアが違えば相性の悪
い人ともたぶん会わないし、賃貸なら、退去も売却より遙かに簡単だ。
 買いたいと思わないのは、先ず、買う、意味から始まる。持ち分に応じた
区分所有権、とは、あくまで法律上の考え方に過ぎない。マンションを買う、
とは、一棟丸ごとのことでなければ成らない。もちろん、限られた人には可
能なことだ。マンションを指さして、あの建物は俺のものだ、そう言えるな
ら分かりやすい。
 つまり、一棟丸ごと買えない見習い人にとって、マンションを買う、いわ
ゆる区分所有と言うことは実感として信じられない。だから、マンションと
は買うべきものではない。そういう単純な理屈だ。
 マンションにおける所有権は、生活とは切り離されている。そのことにな
じめないから、買う、が出来ない、と言うことなのだ。例えば、マンション
に中庭などがある場合、言うまでもなくそこは共有部分だ。だから、花一つ
勝手には植えられない。それどころか、植木鉢一つ置くことすら自由には出
来ない。生活とは直接関係ないが、窮屈で不便である。人はやはり緑は恋し
いから、厳密には避難路のペランに鉢植え置く人が多くなるわけだが、土に
親しむ楽しみを持つ人はマンションに慣れるまで時間がかかるかも知れない。
完全に自由でなければ、買う、とは言えないのではないか。
 普通、買うか賃貸かと言うときは、家賃とローンの比較がほとんどだ。そ
していわゆる資産価値。論じられるのはこの二つだけと言っても良い。
 いわゆる株にしても、今は株券も電子化されているから、もの、としては
実態が無くなっているから、ものでは無くて株主の権利を買う訳で、つまり、
マンションも、区分所有権とは言うが、要するに、住む権利だ。
 しかし、住む権利、というのは、本当はおかしいのではないか。利用権、
と言うべきではないか。区分所有権ではなく、利用権と言ってくれるのなら、
買っておくか、と納得出来そうな気がするのだ。

 話しが脱線したが、賃貸なら住んでも良い、と言うことは、肯定である。
自分の勤務現場のマンションは、良いマンションだよ、と言うわけだ。勤務
先の現場は、住むこと自体に異存はない。ただし、住み方として、買うので
はなく賃貸で、だ。
 賃貸つまり賃借人として住むなら、管理組合とは関わらなくて済む。他の
フロアの人とのつきあいも不要。其の人との相性なども考えなくて良い。そ
ういうことを考えなくてよくなるという意味でも煩わしさが減るわけだ。管
理費や修繕積立金は家賃に含まれているだろうから、間接的には払っている
わけだが、もちろん、退去すれば終わり。つまり、終わりがある、と言う意
味で気が楽になる。そしてそれこそが、マンションの一番の価値ではないか
と思う。



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