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2015年1月21日 (水)

196 世話人ということ

最後にしつこく強調するが、いわゆるマンション管理人という仕事の内
容は、当ブログでの用語で言い直せば、世話人、のことである。
 当ブログで考えているマンション管理人の仕事とは、マンションという
建物の管理をする人のことだ。つまり、対象は建物であり、居住者が不注
意かなにかでぶつけてどこかを壊した、破損させた場合以外に、居住者と
接することはあり得ない。もちろん、常駐の必要性も全く無い。ただし、
反面、理屈で言えば、建物が有る限り、無人のマンションでも管理人とし
ての仕事はある。
 それに対して、世話人とは、人を相手にする仕事だ。従って、管理人と
いう言葉が定着していて誰も疑問に思わないが、実態は世話人である。
 言うまでもないことだが、人と人が接すると、トラブルの可能性が生ま
れる。ただし、実際に管理人の仕事を始めてみればわかるが、居住者、管
理組合、管理会社とのトラブルは、いつどんな形で、が予測出来ない面も
あるが、必ず起きるというわけではない。また、全てのマンションで必ず
起きるものでもない。
 トラブルは起きる。しかし、ほとんどは特定の相手が多い。ほとんどの
居住者は、普通に、静かに生活しているのである。トラブルのインパクト
は強いから印象に残りやすいし、第三者にとっては話としてもおもしろい
から話題になる可能性が大きい。そしてそれらが、いわゆるマンション管
理人という仕事、管理人への世間のイメージの元になっていると思う。
 しかし其れは、実は数としては、少ない。そのことは、例えば、ブログ
を検索してみるとわかる。こぼれ話、裏話のたぐいのブログすぐネタ切れ
になっているのが何よりの証明だ。要するに、いわゆるトラブルとして伝
えられていることは、実際に今の自分の現場でも起こりえるのか、と言う
ことなのだ。
 いうまでもなく、トラブル対応は、世話人の仕事だ。しかし、多いのは、
トラブルではなく、依頼、要求という、まさに、世話、の次元のことだ。
勿論、対応が上手く往くとは限らないから、誤解から苦情、そしてトラブ
ルになるかも知れない。しかし其れは、トラブルというものはトラブルと
して突然怒るものでは無いと言うことである。だからこそ、トラブルとは
実はそんなにあるモノではないと言えるが、しかし、ゼロには出来ない。
それだけである。
 その意味で、世話、の出来ない人は、マンション管理人には向かない。
これは、現場で仕事始めればすぐわかる。ただし、なんで上手くゆかない
のか自覚出来るとは限らないので、つけ加えておくのである。



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