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2014年9月28日 (日)

181 建物からの束縛

そしていよいよ決定的な要素に進もう。いうまでもなく、それはマンション
そのものだ。マンションそのもの構造、間取りである。誰が考えても、当然、
当たり前のことだろうが、だからこそ確認をしておくのである。
 ここで言う構造とは、SRCとかのことではなく、階数だ。14階以上か
どうかが一つの分岐点なのだが、本ブログの前提としている規模では、まず
10建て以下になる。そしてそのくらいになると、まずエレベーターは一つ、
そして開放廊下、開放階段だろう。
 さて、内階段・内廊下と、外階段・外廊下では、汚れ方が違うから、当然
清掃の場所や頻度、やり方が違ってくる。雨と風の影響も当然違う。
 そしてそれは、劣化の可能性も違ってくるから、巡回のポイントも違って
くる、と言う意味になる。
 そして最も大きな要素は、築年数だ。簡単に言うと、古いマンションの問
題は、あちらこちらが劣化している、ということより、設計の古さ、例えば、
いわゆるバリアフリーというようなことが考慮されていない、ということだ。
 なお、余談だが、耐震強度の問題では、古い方が意外と強い、と言うこと
がある。ギリギリまでのコスト計算で追いつめられる前の建築は、以外と余
裕を持って建てられているのだ。3.11でも、大梁にはヒビ一つ生じなか
ったという話もあるから、新しいマンションほど安心、とは単純には言えな
いだろう。
 それはともかく、築30年のマンションが勤務現場とすれば、30年前に
戻る、と言うことになる。そこがポイントなのだ。マンションというものは、
全面改築しない限り、建てたときの時間で止まっているのだ。個々の専有部
分はリフォームに今風に変えられても、それは、文字通りの、単なる模様替
えに過ぎない。
 それはともかく、時間が止まっている、というのは、必ずしも悪いことで
はない。例えば、パソコンソフトのように定期的にバージョンアップされる
ものは、追いついてゆくのが大変、と言うことがあるが、時間の止まってい
るマンションには、最新鋭のシステムに変更等と言うことはあり得ないから
だ。管理室には、訳の分からぬ警報盤がやたらとあって落ち着かない、とい
うこともない。居住者にとっても、長く住んでいて慣れてしまえば、住み方
の変更など好まないはずだ。心身とも健康であれば(これが絶対の条件だが)
時代遅れも、それなりに暮らしやすいのだ。
 余計な設備がないほど、管理も楽なのは言うまでもないだろう。とにかく
建物だけ、と言う時代に建てられて、駐車場がないなら、駐車にまつわるト
ラブル、問題も起きようがない。



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