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2014年8月14日 (木)

175 巡回の、本当のレベル

さて、毎日清掃するところは決まっていると思う。清掃兼務の管理人の場合、
ちりとりと箒を持って屋上には行かないだろう。したがって、いわゆる巡回
として回るより範囲は狭くなると思う。しかし、だからといって清掃の範囲
を広げる必要は無い。考え方を広げるだけで良い。
 例えば、マンションの外観点検。改めて外に出る必要は無い。実は、見て
いるのだ。出勤と退出の時だ。マンションの立地と構造によるから、一律に
は言えないが、朝の出勤時、駅からマンションまで歩いてくるなら、管理室
に入る前にちらりと上を見れば良いのだ。時間があるなら、一回りしてから
管理室に入れば良い。管理室に入って着替える前に、マンションの外観点検
は終わっているというわけだ。
 昼に、近くのスーパーへ昼飯を買いに行った帰りでも同じ。外に出て帰っ
てくるときは、マンションを見ながら帰ってくる。それは、じつは、マンシ
ョンの外観点検になるのだぜ、ということなのだ。もっと言えば、管理会社
の担当が営業所から来るときも、外観点検を兼ねてきていると見なして良い
はずだ。試しに、担当が来たとき言ってみれば良いと思う。
 もちろん、建物の裏側などは見えない。と言うより、見える部分は限られ
ている。では、いわゆる巡回点検は、建物の裏まで回るのか。廻る場合もあ
るかも知れないし、裏も必ず廻る管理人もいるかも知れない。その人から見
れば、なんたる手抜きとお叱り受けるかも知れない。
 しかし、ここで、役所と東電の使い分け理論を思いだすとどうなるか。
 建物の裏側に、外壁の亀裂があったと仮定しよう。しかし、裏だからこの
ままでいいや、とみんなが思うなら、結果としてその亀裂は無かったと同じ
事になる。簡単に言えば、言ってもどうせ補修しないだろうから、報告して
も無駄だろう、だから見なかったことにしておこう、というような、よくあ
るパターンを思い出してもらえば良い。
 この論には違和感を感じる諸兄が多いかも知れない。しかし、目視で確認
できるところは元々限られている。この事実は絶対だ。建前では、ベランダ
は共有部分であり、避難路だ。しかし、日常巡回でベランダまで立ち入ると
いう話は聞いたことがない。
 それならば、最初から、目視できるところは限られている以上、発見出来
る劣化状況も知れたレベルと考えるべきではないか。そして、発見されなけ
れば、無い、と同じ事。この絶対の事実をみとめるほうが、スジが通ってい
るはずだ。


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