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2014年8月21日 (木)

176 巡回、仕事の本質  

それでは、剥落片が゛清掃の為に回るところに落ちなかったらどうなる
のか。必ず解放廊下や外階段に落ちるとは限らない。確かに、理屈ではそ
うなる。しかし、心配無用。
 心配無用、の根拠は、いつ剥落したのか、ということは、ある、と無い、
の使い分けを考えれば分かるように、事実上意味がないからだ。劣化があ
ることと補修することは別の事、別の判断基準で決まる、と言えば良いか
もしれない。
 もっと言えば、マンションに関することは、全て、そのときそのときの
基準で決まる、と割り切った方が良い。
 とにかく、まずは劣化しているかどうかが重要なのであって、いつから、
は必要ない項目なのだ。勿論、日時を知ることは不可能だからでもあるが。
従って、気がついたのが、3年後であっても関係無い。3年前に誰かが気
がついたという記録でも無い限り、3年間気がつかなかったと言うことか
らして、そもそも証明できない。植え込みの中には3年前に落ちていたか
も知れない。でも、誰も気がつかなければ、落ちていないことになる。だ
から、気がついた日が発見した日、という単純な事になる。つまり、清掃
で回るところに落ちたとき気がつけば良い、ということなのだ。
 念のために繰り返せば、清掃として巡回するのがベストと主張したいの
ではない。清掃は清掃、巡回は巡回としてそれぞれ行うのが一般的だろう。
しかしそこで、何のために何をするのか、と言うことを基準にして考えて
見ると、工夫の余地はあるはずだ。巡回の目的は、歩き回ることが目的で
はない。不具合の発見、劣化の確認が目的である。
 居住者が全員で見守っている中で廻るのなら、ちゃんと巡回している、
委託契約通りに仕事している事を示す意味はある。しかし、そんな現場は
あり得ない。
 誤解を恐れずに言えば、マンション管理人の仕事は、建て前と本音の使
い分けが出来る仕事なのだ。だから使い分けて見よう、と考えてもいいの
ではないか。勿論、そのためには、建前と本音の違い、それぞれの意味を
正確に理解して把握しなければならない。そしてその使い分けを、徹底し
よう、なのである。当ブログがつまらないようなこと、小さな事にこだわ
るのも、そのためである。
 見たけど言わない、ではない。無かった、見なかったから言わないので
ある。その意味では、管理人に隠し事はない。管理人が言わないのは、無
い、からなのだ。気がついたときが、有ったとき、である。したがって、
見落とし、も実は、無い。だから、自信を持ってできるしごと、それが巡
回だ。


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