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2014年8月 7日 (木)

174 ゴミと清掃と巡回

毎日清掃するとしても、塗装片などが毎日落ちているわけではないだろう。
むしろ、落ちていない日が多いはず。そのときはどうするのか。悩む必要
は全く無い。そういうたぐいのゴミはなかった。だから、異常なしと日報
に書き込むのみ。単純な話である。
 現場に来てしばらくすると、吹きだまり、ゴミの集まりやすい場所があ
ることに気がつくと思う。ゴミの集まり具合はある程度は決まっている。
廊下に落ちている髪の毛からしてそうだ。○○号室の奥さんは髪が長いか
ら、というように。
 すなわち、ゴミが建物の劣化を教えてくれるとしても、目を皿のように
して掃除する必要は無い。吹きだまりを見ることで十分。そうしてゴミ取
りしてゆくうちに、劣化の場所が分かってくる。分かればそこがポイント
だから、そこだけ見ることでも良い。補修しなければ、塗装片は落ち続け
るだろうが、場所さえ把握できれば、後はゴミとして単純にすてるのみ。
また落ちているな、である。落ち具合がひどくなれば報告すれば良い。そ
して、何時もと違うモノが落ちていたら、あれ、違うな、これはどこから
だろう、とすすめばよいのだ。
 もとより、見落としはあると思う。他のゴミの陰に隠れていて、もある
だろうが、構わない。気がついたときで良い。ポイントを把握していて、
掃除の仕方も分かっているなら、たまたまその日は見落としても次の時に
気がつく。それで良いのだ。巡回、というのは、ある日気がつく、それで
良いのだ。
 世の中の現実を考えて見よう。小さな外壁の亀裂に気がついて、報告し
たとしよう。しかし、管理会社は動かない。それは、要するに、即補修の
必要がある亀裂はない、と判断したからだ。
 つまり、亀裂や劣化がある、ということと、補修は別のこと。特に補修
するかどうかの判断は費用やさまざまのことに左右される。補修するまで
は亀裂などはそのままだが、目に見えることと、必要性は別の理屈になる。
屁理屈に聞こえるだろうが、目に見える事と、あることとは違う。
 正確に言えば、目に見える事と、あるということは使い分けられている。
あるけれども対応の必要が無いという意味では、無いと同じ、と言う理屈
だ。役所や東電は勿論、管理組合、管理会社の理屈はまさにそういう使い
分けだ。ならば、管理人の巡回も、当然そういう使い分けで構わないのだ。
 すなわち、目視の範囲でだが、建物の劣化の把握のためとしての巡回は、
意味を理解して行わねばならないが、かと言って、神経質になる必要は全
く無い。今日気がついた、それで十分。後は管理組合と管理会社に任せよ
う。きちんとやらねばならないが、しかし、肩の力は抜いてやる仕事、そ
れが巡回だ。 


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