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2014年8月28日 (木)

177 巡回レベルの前提

もう諸先輩、諸兄はお気づきかもしれないが、巡回のレベルを決めるの
は、管理組合、管理会社そしてつまりは居住者のレベルなのだ。動かない
管理会社、管理組合に報告するむなしさを経験しない管理人はいないだろ
うが、じつは、それならそれで良いのだ。すなわち、管理会社、管理組合
は動かない、それは、実は不具合、劣化が無いから。そういう理屈になる
のである。
 ただし、動かない管理会社、管理組合、とは言っても、永久にそうだと
言うことはあり得ない。担当、あるいは管理組合の役員は定期的に交代す
るから、突然方針が180度変わるかも知れない。まあ、細かくなるとし
ても、まずは管理費などのカネのはなし止まりで、巡回、について口を出す
までは行かないとは思う。
 では、政権交代、に備えて準備はしておくべきか。その必要はない。巡
回について、意味を把握できる人はたぶん少ない。せいぜい、警備、と勘
違いするのが関の山だ。警備、の問題もそれなりにやっかいだが、当ブロ
グの趣旨とは関係無いので、触れることは割愛したい。
 それはともかく、巡回が重視されないのには、別な理由もある。巡回の
結果として報告されることは、劣化あるいは不具合で、要するに、いい話
は一つも無い。聞きたくない、とまでは言わないにしても、先送りしたい、
というのが正直な本音ではないだろうか。来月になれば、自分の任期は終
わる、そう分かっているとき、知らない方がいい、となるであろう。
 人間のトラブルだと、こちらは黙っていても、相手は黙らないかも知れ
ない。また、話はどこかを廻って尾ひれがついてくるかも知れない。した
がって、何らかの対応はせざるを得ない。
 しかし、不具合があっても、建物は何も言わない。先送りできる。なら
ば、しなかったらウソだろう。
 管理会社としても、同じだろう。報告が来れば、管理人はきちんと巡回
しているし把握している、と胸を張って管理組合に言えるが、反面、確認
に来なければならなくなる。担当は勿論、専門部署、工事部門、も手配し
なければならいかも知れない。それはそれで意味があるが、やはり、ほど
ほどにして欲しい、と言うのが本音のはずだ。つまり、管理会社は、管理
人からの報告が全く無いのも困るが、ありすぎても困る。
 では、報告の基準は、結局何になるのか。答えは簡単。自分の気分であ
る。必要だが望まれていない報告。ならば、気まぐれ、がベストのペース
ではないか。
 念のために繰り返すが、建物の劣化、不具合の報告はしなくて良いとい
うことではなく、気まぐれでする、と言うことだ。お間違えないようにお
願いする。


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