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2014年7月28日 (月)

173 清掃という巡回

そろそろ本題に戻って、まとめに進みたいと思う。
 巡回、は建物の経年劣化の管理と把握のため。つまり、歩き回ることが目
的ではない。ということは、他に方法があるなら、必ずしも一日二回歩き回
る必要は無いことになる。当ブログは、そういうふうに考える。
 いうまでもなく、日報には、毎日巡回したと報告、記録するが、それは、
していないが、したことにする、のではない。一日二回歩き回ることはしな
いが、別の方法で目的は達しているのだから、ウソの報告ではない。胸を張
ってチェックマークを入れて良い。
 それでは具体的に、どういう方法で、巡回、をするのか。
 別に新しい工夫はない。一日に一回は清掃のため、建物の中を歩く、それ
だけで良い。
 そして、ここからがポイントなのだが、それは、清掃と巡回を兼ねる、と
言うことではない。清掃の時はほとんど下を見ながら、いや、下しか見ない
ということからして、見るところが違うし、同時にやれなくはないとしても
持続は無理な重労働になるのは、既に触れたとおりだ。
 したがって、正確に言えば、清掃と巡回を兼ねて建物の中をまわる、ので
はない。
 建物の中を回るのは、あくまで清掃としてである。ただし、既に述べたよ
うに、管理人として、である。そしてその、管理人の清掃だからこそ、巡回
の目的が果たせる。
 その理由は、まず、ゴミ、にある。
 開放廊下、外階段には様々なゴミや汚れがあると思うが、人が通るから落
ちるゴミだけに限らない。昨今では、いわゆる黄砂のようにはるばる中国か
ら飛んでくると言われて居るモノもある。黄砂はともかくとして、いわゆる
外壁関係の剥落と言うことを思い出していただきたい。
 つまり、剥落物はどこに落ちるか。開放廊下や外階段に落ちることもある
はずだ。
 すなわち、清掃時にそれらをみつけたら、どこから来たのだろうか、と上
や周りを見渡してみる。それが、巡回である。
 別の言い方をするなら、ゴミが建物の劣化を教えてくれるのだ。塗装片は、
塗装の劣化と剥落を教えてくれる。建物の方から教えてくれるのだから、清
掃の他にわざわざ二回も回る必要は無い、というのが結論になる。
 勿論、そういうゴミは毎日あるモノではなく、ないのが普通だろう。そう
すると、剥落するまで分からない、気がつかないで良いのか、と問われるか
も知れない。剥落は突然ではなく、かなり劣化が進んでからだから、落ちる
前に発見できなければ巡回の意味がない、という論が聞こえてくるかも知れ
ない。
 しかし、剥落の予測は考えなくて良い。なぜなら、管理人の巡回は、目視
だから。つまり、管理人の仕事は、予測ではなく、現状確認でよいのだ。


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