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2014年4月 7日 (月)

158 管理人の巡回 


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巡回で回るところと清掃するところが同じ場所とするなら、別々にやるの
は効率的でない、と感じても不思議はない。
 しかし、巡回、というのは、効率を基準にして行う仕事ではない。べつな
言い方をするなら、できる限り短い時間で終わらせるのがベスト、ではない。
 そもそも巡回とは、どういう仕事なのだろうか。
 引き継ぎのとき、前任者と一緒に歩きながら、それなりに説明は受けるだ
ろう。午前と午後では回り方を逆にするとか、注意する場所、注意点などだ。
たぶんどの現場の引き継ぎでも似たり寄ったりだろうが、じつはそれは、巡
回についての説明ではなく、回るコースの説明である。
 結論を先に言えば、ようは、巡回という仕事の内容について、だれも正確
な説明は出来ない。管理会社も明確に定めていないからだ。例によって、何
となく、なのである。
 もちろん、歩き回るだけのレベルでも、全く無意味と言うことはない。不
審者の進入防止、という効果もなくはないからだ。セキュリティという意味
なら、一時間毎はともかく、巡回回数は多いほどよいだろう。しかし、そう
すると清掃なんか出来なくなるから、午前と午後の二回にとどめているのか
も知れない。ただし、そういう意味の巡回は、当ブログで想定している巡回
ではない。
 以下、考えて行くときの基本は、管理人の行う巡回、と言う視点である。
これは、清掃員の行う清掃と管理人の行う清掃は違う、という考え方と全く
同じ考え方である。
 では、管理人の巡回、とわざわざ断る以上、ほかの誰かの巡回もあるのか、
ということになるが、この場合は、建築設備の点検、がそれに当たる。
 建築設備の点検は、管理会社の専門部署の場合もあれば、別の業者の場合
もあるが、どちらにせよ、資格経験問わずで採用された管理人とは違い、要
するに専門家である。ただし、立ち会ってみればすぐ分かるが、隅から隅ま
でなめるようにチェックしてゆくわけではない。また、回数も少ないから、
ほとんどの居住者は実施を知らないだろう。
 それはともかく、管理人の巡回は、素人の巡回である。
 そして、素人、ということがすべてのキーになる。
 ここで言う、素人、の意味は、レベルが低いという意味ではない。当ブロ
グで何回もどこでもしつこく触れてきたように、限度と限界がある、という
意味の言葉である。具体的に言えば、目視、のレベルに留まる、という意味
だ。
 そして、目視、という言葉からただちに連想されるように、見落とし、と
いうミスが表裏一体だ。そういえば分かるはずだが、巡回というのは決して
甘く見てはならない仕事なのだ。そのことを先ず言って置きたい。

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