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2014年3月14日 (金)

155 最初の巡回 

巡回の重要性には幾つかの意味があること、また、そのために、管理人に
取っても重要だ、と当ブログでは考えるが、かといって、毎日の巡回を真
剣に、と言いたいわけではない。いずれのべるが、毎日の巡回はテキトー
で良い、というのが当ブログの密かな、しかし、本当の考えだ。 
 ただし、真剣に回るべき時がある。そのことについて触れておきたい。
  着任時、前任者から、案内を兼ねて、一緒に巡回すると思う。しかし、
全く方向感覚も分からないときだから、幾つかのポイントを記憶できれば
いい方だ。一回回っただけで内部の様子、作りがすべて頭に入る、という
のは、陸軍中野学校で特殊な訓練を受けた人だけだろう。それはともかく、
そもそも、前任者がどう考えて、どう回ったか、つまり、前任者のレベル
そのものからしてバラバラなのだから、要するに、頼りにならないのだ。
 しかしとにかく、何日後からは、自分一人で回り始める。方向や配置も
覚え、階数と号室だけで、そのフロアの配置と、そこへ行くのはどこをど
う回れば最短か、が頭に浮かぶのは、三ヶ月後か半年後か、はたまた一年
後かも知れないが、真剣に巡回するのは、その後だ。
 ただし、その巡回は、一回だけで良い。
 このときは、巡回だけで半日つぶすくらいのつもりで、隅から隅までじ
っくりと見る。見るのは、異常の有無というよりも、ここが剥がれたらど
こに落ちるか、というような、危険の予想のためである。つまり、危険箇
所の把握が目的だ。言い換えれば、このマンションでチェックすべきポイ
ントはどこか、を自分なりに把握するためだ。地震の時、ここはヤバいな、
もあるだろう。強風の時、どこが一番風当たりが強いか、雨はどこに一番
吹き込むか、ということもある。
 簡単に言えば、そんなことを考えながら、上から下、真下を見る、真上
を見上げてみる。そうすると、ここを歩いているとき、あそこから落ちて
くる、飛んでくると頭やられるかも、等と気がつくかも知れない。これが、
まさに、巡回、に値する。このときが、最初の巡回なのだ。
 そして、以後の毎日の巡回は、自分で把握したポイントを中心に見るの
は言うまでも無い。不思議なもので、ポイントをつかみ、そこをきちんと
見るように回り始めると、ほかの部分の不具合、劣化、が、眼に入ってく
るようになる。見えるようになる、と言っても良い。
 それで不安なら、年に一度、半日ペースでまた回れば良いのだ。
 つまり、巡回とは、毎日、同じペースで同じように回る、という事では
ない。その回り方では、たぶん、何も見えないだろう。
 巡回、は実は年に一回だけ。毎日は、ポイントのチェックだけ。それで
十分。あとは、運、に任せよう。

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