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2014年3月21日 (金)

156 基準はリスク

仮に、マンションの内と外、という分け方をするなら、外が関係するとき
の方が、管理人に取ってはリスクが高い、ということは容易に分かると思う。
外からは、管理人がマンションの管理者、責任者と見なされるからだ。
 マンション居住者限りであるなら、少なくとも、何号室の誰、ということ
は確定できるし、管理組合、管理会社もあるから、管理人が単独ですべて対
応する必要は無くなる。それは、マンション居住者が関わっているときは、
管理組合や管理会社を巻き込むことができるし、すべきだ、ということでも
ある。しかし、たまたまの通行人のように、不特定多数の場合は、管理組合
や管理会社が動くとは限らないのだ。
 その意味で、マンションの外回りの確認というのは大切である。
 そして、人を傷つける可能性は低くても、落下物か隣の家の敷地に落ちれ
ば、それなりの対応が必要になるのはやむを得ない。
 ただしそれは、毎日必ず巡回の必要がある、ということにはならない。立
地、境界の状況は毎日かわるわけではないから、最初に把握しておけば、確
認の必要性は自ずと定まる。それなりの地震の後、というように。要するに、
リスク、ということが分かっていれば、必要に応じて、でよいのだ。
 すなわち、どこををどう巡回するのか、の判断基準は、リスク、という視
点で判断できる、と言って置きたい。繰り返すが、リスクとは、他人の怪我
について、無関係にもかかわらず管理人が責任を問われる可能性のことだ。
ようするに、責任無いのに、関係無いのに、巻き込まれる、巻き添えにされ
る可能性があるかどうかだ。だから、逆から言えば、リスクはまずない、と
判断できるところは、テキトーな巡回でもよいはず。なぜなら、巡回は、歩
くことが目的ではなく、事故・トラブル防止が目的だからだ。そしてもう一
度落ちをつけ加えるなら、コトが起きるかどうかは運。ただし、あらかじめ
定められている運命、天命は変えられないから、そのときは、運が悪かった
とあきらめるしかない。
 建築専門家でも、落下の可能性を指摘するだけだ。運、に基づいて落ちる
のだから、落下日を明言できるわけはない。だから、テキトーでよいのだ。
解体作業で無い限り、たまたま見ていたら落下した、というような、運は、
万一、の可能性も無いと思う。
 当ブログでの巡回論の前提と展開は以下。まず、マンションの中と外とで
区別する。そして、まわりかた、頻度を決める基準は運とリスク。言い換え
れば、回り方はテキトー。もちろん、日報などの報告書には、定められた通
りに報告。一日二回の巡回と指示されていれば、その通りにチェックマーク
を入れておく。
 つぎに、回るとき何をどう見るか、については項目によってに変える。こ
の変え方が本論で、それをこれから詳述してゆこう。なお、外回りの確認に
ついては、植栽の様子とか、ゴミ、汚れという観察テーマもあるが、建物そ
のものでは無いので、今回は省略する。
 ただ、当ブログの発想は、先輩諸兄にはなじみにくいと思うので、単純に
マンション内などを歩くイメージからスタートしてみたい。


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