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2014年1月21日 (火)

148 総論 その2

問題が起きる原因は、ある意味では単純。居住者が来たとき管理室に居て、
特に事務もしていないからだろう。両手が荷物でふさがってるのは見て分か
るんだから、ドアくらい開けてよ、ということも、そのとき管理人が居なけ
れば、居住者もそんな希望は思わない。もちろん、直接の苦情にはならない。
 べつな言い方をするなら、いつも何かしている、いつも忙しいふりをする
のはその意味で大切ということなのだ。管理人はヒマ、というのはまだ普通
のイメージのはずで、だからこそ、自分だって求人に応募したのではないか。
 少し考えれば分かることだが、巡回にしろ、清掃にしろ、管理人のやるレ
ベルでは、丸一日の時間は必要ない。つまり、管理人には時間的な余裕があ
るというのは事実だ。だから、余計な頼まれ事が来ないように逃げるのがい
いのだが、じつは、余裕があるだけに、逃げ切れない。それでも逃げた方が
良い。じつは、逃げ切れないのは承知で逃げる、これがポイントなのだ。
 言い換えれば、管理人はいつでも管理室にいるから、居住者が望むときは
いつでも言いに行ける、いつでも頼める、という思い込みを改めてもらうこ
とが、逃げる、ことのほんとうの目的なのである。
 ここで脱線して、勤務時間について考えて見たい。
 つまり、作業に必要な時間は半日程度なのに、なぜ勤務は終日(8時間)
なのか、である。工場であれば、必用な数を生産するのに、一日あたり8時
間は必用、ということは言えるだろ。商店でも、閉店時間までは店員は居な
ければならない。では、8時間は、管理室の開店?時間なのであろうか。
 ようするに、誰もが納得できる理屈はない。8時間の勤務時間が必用だか
らではなく、8時間勤務するから給料はいくら、そして委託契約で管理人人
件費は一日8時間で月当たりいくらとなっているのに過ぎない。順序は逆な
のである。
 とうぜん、作業が終わった後の時間の使い方についての決まりはない。ま
あ、仕事は探せは、つくればいくらもあるし、清掃にしても、レベルを上げ
ればキリはなくなるが、そこまでの必要ないのは言うまでもない。
 管理人の初期研修でも、一区切り終わったらコーヒー飲んで本読んでもい
いよ、等と明言はしないが、では何をするという説明もない。緊急事態は、
一息入れているときに起きると決まってるわけではないから、そのための待
機時間でもない。
 すなわち、管理人の勤務時間は作業量から決まったわけではない。パート
は、作業量が基準だから、勤務は半日とか3時間とか明示されているのだ。
そしてそれは、管理人の仕事というのは、実はきちんと決まっていないとい
うことなのだ。決まっていないと言うことは、無制限、ということである。
ただし、一般的な社会通念や常識に基づいて、それなりに押さえられている
し、何よりも一人勤務なのだから、できる事に限度があることは、居住者に
も分かることだ。しかし、いや、だからこそ、限度の問題になるのだ。


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