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2013年12月 7日 (土)

142 サービスとは・・

話は堅くなるが、まず、サービス、ということから考え始めよう。
 なぜなら、管理人はサービスのために来ているはずだ、と考える居住者
も少なくないと思うからだ。だから、そう言われたときどう応対するか、
という問題がおきる。それには、サービス、について自分なりに考えてお
かないと、うまく返事できなくなると思う。
 ではまず、サービス、とは何か。学問的、法律的な定義を調べて、それ
に基づいて論じる余裕はないので、ここだけの勝手な意味づけで進むこと、
をあらかじめお断りしておきたい。
 サービス、とは、対価をもらって人が人に労務をすること、と当ブログ
では考える。そして、この考え方を以後の前提とする。
 では、まず、管理人はひと、つまり居住者に何かのサービスをするのた
めに管理室にいるのか、と考えて見よう。勿論、否、である。理由は単純
で、居住者から対価を受け取ってない。
 でも、管理会社はサービス契約を結んでいるのではないか、と言うかも
知れないが、契約の相手は管理組合で、居住者ではない。従って、居住者
が管理会社に何かを望む場合は、必ず管理組合を通さねばならない。個人
の居住者が管理会社に直接、何かのサービスを求めることは、管理委託契
約に含まれていない。ましてや管理人に直接、はない。
 そのように見てゆくならば、管理人は、管理会社と雇用契約むすんでい
るだけであるから、居住者に何かのサービスする義務など全く無いことは、
もはや自明だろう。
 管理人は居住者から金品を受け取ってはならない、という規定の理由も
分かると思う。小さな金品をもらって次回、あるいは以後すべてなどの大
きなサービスの負担を負う、これでは割が合わないだろう。もちろん、す
べて断ったら相手の気持ちを害するだけ、と思うなら、臨機応変で良いが、
規定の意味は自覚しておく必要がある。あるいは、こんなものじゃ気持ち
のうちにもはいらない、とうそぶく太い神経でなければならない。
 とにかく、ポイントは、まず対価。これは絶対だ。言うまでも無いが、
気持ち、は対価ではない。それにふさわしいレベルでなければならないし、
対価を決めるのは、サービスを提供する側。この原則も絶対だ。
 この二つの原則に照らしただけでも、管理人にサービス業務があり得な
いことは自明だろう。居住者には、管理人に何か頼むときの対価、なんて
考えはないし、ましてやその場合の対価を決める権限は相手にある、等と
言われたら、驚きと怒りで卒倒するかも知れない。
 そしてそうなると、居住者が言い、思っているサービスとは、正しい意
味でのサービスなのか、ということが考えるべき問題として見えてくると
思う。


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