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2013年11月21日 (木)

140 シェアハウスの意味

もう少し、脱線を続けておきたい。
すなわち、マンションというのは本質的にヤバイ場所であるとするなら、そ
こに勤務する管理人も、ヤバイ管理人のほうが自然なのではないか、である。
シェアハウス騒動は、そういうことを意味しているのだと思う。シェアハウ
スは、あるべき管理人を考える一つのヒントかも知れない。
 もちろん、そうだとしても、ヤバイ管理人を目指せるものではないだろう
が、実は改めて目指す必要はない。簡単に言えば、善人であることを辞める
だけのこと。一度自分を振り返ってみよう。自分は人格・性格とも高潔・円
満そして慈悲深く無欲か、知識・教養は深くて確かか。すべて失格なのに、
それを忘れて善人を目指して余分な動きをしているのではないか。本当は、
自分だって、悪人のはずだ。奉仕の為に管理人に為るヤツは居ないはずだ。
それなりの下心だってあるのではないか。
 管理人は居住者の世話のために来ているのではない。ならば、居住者の立
場になって、などという戯言に惑わされてはならない。そういう単純な事だ。
たぶん、今話題のもうけ主義のシェアハウスが増えてゆけば、やってられな
い、となって、いずれ自然に割り切れると思う。その意味で、管理人として
は、昨今のシェアハウス騒動は歓迎してもよい。
 管理人としてマンション内のシェアハウスを歓迎すべき理由はもう一つあ
る。管理組合、居住者が、少しは真面目になるきっかけとして、である。管
理組合や居住者が動き始めることは、管理人にとっては、うるさくなるだけ
でうれしい結果をもたらすものではないが、一度は通らねばならない道だ。
それなら早いほうがよい。早く通り過ぎてもらおう。そう割り切ろう。
 ここまで来て分かることは、マンション管理人に必要なのは、何をしたの
かも覚えてないような、俗世間の雑事は超越したような悟り済ました境地か、
何もかも承知の上で行う、あるいは承知でやらないという確信犯の自覚、そ
のどちらかと言うことだ。そのどちらかで無いと、たぶん、気持ちの整理、
割り切りは無理だろう。
 確信犯、とは、悪人でよい、と言い換えてもよい。ただし、管理組合や管
理会社の物を私するような、いわば窃盗してもよいことではない。悪人、と
はもちろん居住者から見て、だ。つまり、居住者が喜ぶことは何一つやらな
いという意味で、挨拶もしないとかマナーを守らないと言うこととも違う。
 では、悪とは何か。一般的には、悪、には、楽しみがある。では、何をす
るか。居住者を困らせることをするのは勿論厳禁だ。とすれば、残りは、し
ないことしか無い。つまり、教えない、ということだ。ただし、訊かれても
教えないかどうかは、どこまで悪人になるかだから、自分で決めねばならな
い。
 とにかく、居住者は知らないだろうが、俺は知って居るぞ、ザマ見ろ、あ
はは。さて、できるだろうか。でも、表面的な報告はするが、本当のことは
伝えない、なんて、誰でも普通にやっていること。居住者、担当も同じだ。
みんな、悪人だ。管理人だけが善人なんて理屈に合わないではないか。居住
者は、善人になろうなどと考えては居ない。だから、管理人も善人を目指す
ことだけはやめて良い、やめるべきなのだ。目指すなら、悪人修行か、俗世
間超越の境地を目指す修行であろう。


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