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2013年9月 7日 (土)

130 居住者間のトラブル

さあ、いよいよ、本題。ほかの居住者に対しての苦情。ようするに、居住者
間のトラブル。上階の音がうるさい、というような例だ。
 管理会社の指示は、居住者間のトラブルには立ち入らないこと、となってい
るはずだ。それですむわけ無いだろう、と無視してはならない。関わるのは管
理人の自己責任だ、管理会社はカバーしないよ、と言うのが公式の見解という
意味だ。
 もちろん、担当は、連絡が来るのは承知している。別な意味では、どのよう
なトラブるであろうと、マンション管理にどこかで響くから、情報として必要
なのである。
 さて、居住者間のトラブルだが、絶対の原則は、解決不可能、と言うことで
ある。単純に考えても、当事者ではない管理人に解決できるはずがないのだ。
前述の例で言えば、騒音を出しているのは管理人では無いのだから、管理人に
苦情を言うのが筋違いなのは自明のことだ。
 ここを勘違いして、何とか解決したい、と肩に力が入ってしまう管理人がい
るが、身の程知らずの勘違いにも程がある、と言っておきたい。
 解決不可能、という現実は、管理人が関わることは無駄、と言う意味だ。
だから、解決できないことを承知のうえで、もっと言えば、解決しようという
つもりは全然無いならば、関わることは勝手、となるわけだ。そして、一見、
無駄に、遠回りに動くのがベストなのだ。

 状況をもう一度分析してみよう。
 なぜ管理人の所に来るのか。苦情受け付けとその解決が管理人の仕事、と勝
手に思い込んでいるからかも知れない。しかし、本当の理由は、何の音か、ど
この部屋からか正確に分からない場合もあるし、分かっていても相手がどんな
人か知らないし、知りたくも無いからだ。相手の所に直接行くとそれがまたさ
らなるトラブルになることを恐れているからだ。だから、先のことまで考えな
い人なら、直接行くかも知れない。
 普通の人は、要するに、困っているけど、自分からは動きたくないわけだ。
身勝手と言えば身勝手だが、直接相手の所に行って、冷静に話できるかどうか。
相手が逆上して、刃物か何か持ち出したらどうするのか。最近の世の中を考え
るなら、自分が動かない方が賢明で、単に身勝手と言うべきではない。当事者
同士のトラブルが傷害事件として警察沙汰になった場合、管理人は別の意味で
の応対に追われるだろう。勝手にやれ、では済まないのだ。むしろ、管理人の
所に来てくれる方が、マンション生活としてはベストなのだ。その意味で、ま
ず管理人の所に来たのは大変結構なことです、と言葉をかけてあげてもよいく
らいだ。
 それはともかく、苦情を受けて管理人がすべきことは、絶対に調査しかない。
予測出来ても、実際の確認が絶対必要だ。
 なぜ調査が必要なのか、次にもう一度細かく考えよう。


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