« 130 居住者間のトラブル | トップページ | 132 逆三角と菱形 »

2013年9月14日 (土)

131 調査の意味

管理人は居住者の使用人では無い。しかし、言われるままにすぐ動くと、使
用人ということになってしまう。そうなると、向こうの言い分だけ聞き、向こ
うの肩だけ持っている、と苦情を申し立てられている居住者は思うはずだ。そ
うなれば、意地になってもおかしくない。そして、今度は、相手と管理人のト
ラブルが新たに加わる。三つ巴になったらどうなるか。解決できるわけが無い。
 勿論、そうなることを承知で動き、管理人は苦情を言ってきたほうと一心同
体とみられているので、言えば言うほど相手も意地になってくるだけだからも
う手に負えません、と居直るという高度なテクニックもあるが、普通の神経の
人ではそこまで出来ないだろうし、そこまでやる価値も無いのは当然だ。
 その意味でも、まず調査、と言う行動に逃げるべきなのだ。そしてその調査
は、分かっていても毎回改めてしなければならない。
 では、音の問題で、発生するのが夜とかの、管理人不在の時はどうするか。
勿論、そのための泊まり込みは出来ない。レコーダーに録音することも無用。
なぜなら、間違いなくそのときの音という確認が出来ないからだ。実は、外
の適当な騒音を録音したのかも知れない。
 こういうときは、何月何日何時頃ゴトゴトとか、状況ををメモにしてもら
うしか無いだろう。
 メモを作ってもらう目的は実は幾つかある。まず、時間が稼げる。メモが出
来るまで動かなくて済む。しかし、メモが出来るまでしらばっくれていては逆
効果。メモ作りをせかせてはならないが、様子を何回か聞くことでコミュニケ
ーションが図れる。話してゆくうちに、なぜその音が気になるのかが分かる場
合も多い。単に神経質ときめつけるより、その後の応対がしやすくなる。コミ
ュニケーションが進んで、お互いに前より分かってくれば、苦情の申し立ても
穏やかになり、少しずつ話も出来るようになれば、説得の余地も出てくるだろ
う。長い眼で見れば、その方がお互いにプラスなのは言うまでも無い。
 メモの役割は、記録と同時に出発点でもある。そのメモを元に、申し立てた
居住者の隣の居住者にそれとなく聞いてみることも出来る。そして、ほぼ間違
いなく直上階と分かったらどうするか。
 何よりも必ず管理会社の担当に伝えねばならない。担当に伝えるのは、申し
立てを受けたときすでに言っただろうが、再度の確認である。つまり、直上階
の居住者について、管理人は知らないことを担当が知っていることもあり得る
からだ。つまり、音そのものの調査だけで無く、過去のいきさつも調査すべだ。
何かあったときは申し立て時に言ってくるはずだが、過去、管理会社にどう伝
わって担当がどう指示したかは、確認しないと正確には分からない。 
 対応は、絶対に急いではならないのだ。


にほんブログ村 住まいブログ マンション管理へ

« 130 居住者間のトラブル | トップページ | 132 逆三角と菱形 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1440548/53255731

この記事へのトラックバック一覧です: 131 調査の意味:

« 130 居住者間のトラブル | トップページ | 132 逆三角と菱形 »