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2013年5月 7日 (火)

114 管理日報

せっかくだから、管理日報というものにもう少し深入りしよう。
 管理会社によって書式は違うかも知れないが、とにかく、毎日書く、ある
いは記入する、チェックマークをつける、とかしているはずである。そして、
結構めんどくさい、煩わしい、と思うのが普通だろう。何しろ、改めて書く
ことなどほとんど無く、毎日同じようになるからだ。だから、一ヶ月分を月
末にまとめて作る、なんてコトもできる。
 さて、管理日報とは誰のために作るのか。いうまでもなく、管理会社が、
何もなかったことを確認するためである。ただし、毎日、あるいは月単位で、
さもなくば、必要が生じたときだけ管理日報を確認するのか、それは管理会
社によって違うかも知れない。しかし、便りの無いのは良い便り、というこ
とを見事に実践しているのが管理人だ。管理会社が当日見なくとも、日報を
書く事によって、本日も異常なし、と伝えたことになるのだ。何も無かった
日報を書くのは退屈な、つまらぬ作業などではない。
 いずれにしろ、管理人の役割は、特記事項が何もない日報を書くことだ。
しつこく繰り返すが、あってはならないことだから無かったことにする、だ
から書かない、というのは原発事故で暴露された東電の今までの対応だけで
はなく、マンションも例外ではない。管理の現場での鉄則とは、そういうも
のなのだ。東電に学ぶべきなのだ。
 視点を変えてみよう。3年前のある日の管理人の日報を探し出して何が書
かれているか調べる、ということがあり得るだろうか。本ブログの書き手で
ある見習い人には、過去の日報を調べるべき理由、必要性がどうしても考え
つかない。ならば、書き捨て、と同じではないか。何も書いてないと伝えら
れている過去の日報をひっくり返す理由がない、そう考えるしかないはずだ。
 そう考えれば、管理日報の保管方法も決まるはず。保管期限については、
管理会社から指示、あるいは保存期限などの通達が来ていると思う。しかし、
再度見ることなど無いとしても、当年度はその辺に置いておき、それ以前の
分は、袋か箱に詰めて、どこに置いたのかすぐ思い出せないような場所や置
き方でかまわない。どこにあるのか分からなければ、無いのと同じことにな
る。そういう方法で、実質的に捨てるわけである。
 日報の末路はそうなるから、日報には、何かを書いてはいけないのである。
 繰り返せば、改めて書くことがないから適当に書けばよい、ではない。誤
解を恐れずに言えば、白紙が理想なのだ。なぜなら、完璧な管理とは何もし
なくても済む、ということだから。これが重要なことなのだ。
 別の面で言えば、委託契約で、管理日報という書類を作成することになっ
ているから、管理人が書いてくれないと管理会社は困る。管理会社は、日報
の書き賃をもらうのだから。だから、管理人は、日報を書くたびに、これで
何円か稼がせてあげた、と管理会社に恩を売った気持ちになってもかまわな
い。書く事の少ない日報ほど価値が高いのだから、肩の力は抜いて日報を書
こう。

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