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2013年4月14日 (日)

111 なぜ事務か

これからしばらく事務ということについて考えてゆくが、諸先輩、諸兄の
中には、なぜ事務にこだわるのか理解に苦しむ人が居るかも知れないので、
そこからはじめたい。
 当ブログでは、取次や対応と事務は同じ事、同じ次元の事と考えている。
手段が違うだけで、目的は同じ、と見なすわけである。つまり、取次は言葉
で伝えるが、事務は文字で伝える、それだけだ。文字は紙に書かねば使えな
い。紙に書けば、その紙をどう使うか、と言うことになる。それが、事務、
である。もちろん、文字には記録、と言う役割もある。しかし、居住者がコ
ールセンターに電話したとき、話したことは録音されているはずだ。ただし、
デジタル化されているだろうから、肉眼で読み取れる形ではないと言うだけ
で、記録、という意味でも、やはり同じ結果になるのだ。
 日報も同様。朝と夕方、出勤および終了報告を義務つけられている現場も
ある。朝晩電話する場合とFAXで指定用紙送信の場合とか、違いはあるに
しても、目的は同じだ。つまり、伝える、ということなのである。屁理屈め
いた言い方をするなら、記録、とは10年後あるいはもっと後のいつの日か
誰かに伝えるため、つまり取次なのだ。したがって、管理人の仕事について
考える場合、事務、と言うことに正面から触れないことがむしろおかしい、
と考える。
 事務、と普通に言うときは、何かの書類に何かを書く、というイメージに
なると思う。しかし、これから考えてゆく意味での事務、とは書く事ではな
い。文字を使って肉眼で読み取れる形で伝える、記録する、それが事務の本
質である。書く、ことは目的ではなく、手段である。文字を使って取り次ぐ
やり方を事務というだけのことだ。逆に言えば、書く、ではなく、言う、で
もよいのだ。文字で残せないことなどいくらもあるではないか。
 世話人の役目とは取次、とする以上、文字と紙を使って取り次ぐ、という
方法も当然テーマに含まれるはずだ。書類のやりとりも、普通に行われてい
ることだ。
 ただし、言うまでもないが、ひとたび書類が作られると、それは様々な意
味を持つことになる。単純な、取次、だけでは済まなくなる。しかし、それ
だけに、事務、について考えることは、マンション管理のすべてを考えるこ
とに通じる。そのことをあらかじめ言っておきたい。
 もちろん、管理人の役割は限定されているから、事務、ということの本質
を知らなくても不都合はない。しかし、知っている方が、いくつかの疑問と
多少のストレスは解消するのではないか。何のために事務作業があるのか、
やはり、知っておく方がよいだろう。

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