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2013年3月14日 (木)

107 管理人の植栽管理

管理人の仕事としての植栽管理とは、ようするに除草と散水、つまり草む
しりと水やりだ。
水やりは、現場の植木の数や広さや季節次第。昨今の夏の暑さは半端ではな
く、水まきだけで半日終わるかも知れないし、日当たり加減によっては、1
日2回必要になるかも知れない。いずれにしろ、水やりは天候次第だから、
考えても始まらないと思うので、以下、除草についてのみ見ておきたい。
 草むしりも、場所と面積次第だが、たいしたことは無いと思うなら、行き
当たりばったりの気分次第でも良いが、清掃や巡回の合間なので、作業でき
る時間が限られる場合のほうが多いと思う。そうなれば、やはり計画と段取
りはすべきではないだろうか。たかが草むしり、しかし、草むしりだからこ
そ、仕事の目的をハッキリさせることと、段取りも必要であることを述べて
みよう。
 そもそも、なぜ草むしりするのか。それは、雑草が生えてくるから。草む
しりしないとどうなるか。見苦しくなり、マンションの第一印象を損なうし、
虫も発生するかも知れない。では、いつやるのか。シーズンは週1回はやら
ないとダメだろう。
 一般的には、以上のような考え方だろう。間違っているわけではないが、
違う角度から考えてみよう。
 草が生えてくるから取る。ならば、生えてこなければ除草も必要無い。つ
まり、雑草が生えてこないようにすれば良いのではないか。なぜ生えるか。
タネが落ちているから。すなわち、タネが落ちないようにすれば良いのだ。
ようするに、花が咲いて実がなり、種が散るのだから、花が咲く前に除草す
れば良いことになる。したがって、草むしりは、早春の頃に徹底して行わね
ばならない。これを実行すると、翌年の雑草の発生は劇的に減るはずだ。も
ちろん、これは一年生草にかぎるわけで、地下茎があるものは別の対策が必
要になる。
 すなわち、草むしりとは、翌年のことを考えながら行う仕事であり、その
意味では戦略的な作業なのである。そして、戦略に基づいて行えば、きちん
と成果を出せる仕事なのである。
 翌年のために草むしりをするのはなぜか。翌年、楽をするためである。な
ぜ楽したいかと言えば、植栽管理も、建物管理員の本務ではないからだ。本
務ではない、つまり、しなくて良い仕事をやるのだから、楽することを考え
るのは当然だろう。
 もちろん、何も考えず、役所の仕事のように、週1回の作業として漠然と
行っても、別に実害はない。何も考えずにやるのも、別な意味では楽だ。さ
て、どちらの意味での楽、を目指すのか。たかが草むしり、されど草むしり、
である。

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コメント

はじめまして。ぴぴと申します。女管理人です。見習人さんのブログを1から読ませてもらいました。 大変参考になります。管理人を始めてから5年はすぎましたが、見習人さんの物の捉え方は、自分にはないので、そう言う考え方もあるんだなあ、と思うところが、たくさんありました。ちょっと気が楽になりました。 これからも読ませてもらいますね。 よろしくお願いします。

コメントありがとうございます。
参考になる、との言葉をいただき、励みになります。
のんびり、じっくり、しっかりやりましょう

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