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2012年5月21日 (月)

068 鍵のゆくえ

鍵のしまい忘れ、とはどういうことか。また使う予定があるので、鍵ボック
スに戻さないときだ。ズボンのポケットに入れたまま。よくあることだ。そし
てそのズボンを洗濯に出す、或いは洗濯するために家に持ち帰る。もう、鍵は
それっきり。まあ、家での洗濯なら、奥さんが気がついてくれるかも知れない
が。
 これはその人の性格、経験、考え方にもよるだろう。したがって、強制は事
実上無理かも知れない。ならば、よりリスクの少ない方法を考えるしか無い。
 ひとつの方法は、管理室に戻ってきたら、机の上に投げ出すことだ。それな
りの広さがあるところに置くなら、よく見えるし、見失うこともない。何かの
紙を鍵の上に置いてしまったとしても、さっきここに置いたはずだと探せば出
てくるだろう。
 鍵は必ず、即、保管ボックスに戻すのが鉄則。従って、まず担当は、それ以
外の方法は管理人には言えない。となれば、前任者が、それとなく自分のやり
方として、生活の知恵として伝えるしかない。もちろん、紙に書いて引き継ぐ
事は出来ない。
 いずれにしろ、前任者として後任管理人に引き継ぐのは、そのマンションで
の紛失の有無と対応結果のみである。

 自宅、車、誰でも鍵は不可欠だが、あくまで自分限りで、管理人になるまで
鍵管理的なことを経験していない人に、自分の鍵と他人の鍵の管理の違いを言
葉で説明するのは意外に難しいかもしれない。もちろん、それは研修担当や管
理担当の仕事だ。しかし、鍵を戻すことで作業が終わる、という単純な事をよ
ほど自覚していないと、そういう説明まではしないし、出来ないだろう。その
意味では、鍵管理の問題とは、まず管理会社、担当の問題である。紛失した管
理人をクビにすれば済むものではなく、管理会社のミスという記憶は全居住者
に焼き付けられるだろう。
 仕事というものは一連の流れとして理解、作業しなければならない。鍵、と
はそのことを象徴する。火災警報のところで触れたように、火事ですら慌てる
必要は無い。火は必ず消える。延焼30時間、というのは31時間後は消えて
いるということだ。それ以外の警報はもう言うに及ばずだろう。試しに放火す
ることはゆるされないから、幸か不幸か、場数、というのは、望めばは経験を
積めるものではない。つまり、場数の経験は有効だが、経験そのものが期待出
来ない。
 となれば、仕事の流れを、つまり、流れ、として仕事を学ぶしかない。その
ことだけを独立に取り出すのは分かりやすいけれど、流れとして物事は起きる
のだから、その理解ぬきなら、鍵、鍵、鍵と条件反射できるまでに呪文として
頭にたたき込んでいなければ、まず役に立たない。
 鍵、とは、仕事の道具にすぎない。道具だけ論じても仕事の理解は進まない。
しかし、道具を使いこなせなければ、仕事は出来ない。そういうことである。

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コメント

私は鍵は自分の家用とマンション用の二種類に分けて持っています。

家用はズボンの前の右ポケット、マンション用はズボンの後ろの右側です。
もう十年来この様にしてます。なくした事はありません。

家用は玄関の鍵と笛と極小のライトの三つを一つにしてます。

マンション用はマスターと南京と立駐と盤とキーボックスと笛と極小ライト
の七つ一つにしてます。

いま、鍵を使わない生活は有り得ない。
ですから、考え方、工夫の問題だ、
とも思いますが・・。

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