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2012年4月 7日 (土)

062 引き継ぎの本旨

ここまで来れば、引き継ぎはまず管理会社の担当の仕事、という論の根拠は
分かったと思う。委託契約に基づいて説明してゆくことは、委託契約のチェッ
クでもある。管理人から質問されて初めて気がついた、と言うこともあるはず
だ。現場で、現場の担当者つまり管理人と一緒にチェックするのだから、場所
確認、機器の状態の確認も出来る。なぜやらないのか不思議だ。 
 その後で、前任者から、具体的な作業の段取りや、そのマンション固有の事
情の説明を受ければよい。そういう話は、管理会社の担当にも参考になる。と
いうより、把握しておくべき事になるだろう。紙の記録に残せない、という情
報だってあるかも知れない。
 なお、前任者からの話には、もう一つの意味がある。つまり、そのマンショ
ンの居住者は、管理人の何を一番評価するか、のヒントである。一番喜ばれて
いることは何か、と訊けば、自慢半分?に教えてくれるのではないか。ただし、
本来はやらなくて良い仕事、ということもあるから要注意だし、だからこそ、
管理会社の担当同席が必要なのだ。
 それが、あるべき引き継ぎ、である。こういうやり方だと、丸1日でも終わら
ないかも知れない。それなら、2日、3日でやればよい。一人勤務で清掃兼任
でも、清掃など後からいくらも出来るから、引き継ぎ中は省いて良い。そもそ
も、年末年始休むなら、1日どころか数日清掃なしになる。清掃しないと死人
が出るわけではないだろう。。
 管理人に採用されると、本社で研修があると思う。しかし、本社での研修で
は、就業規則と有休の取り方だけでよい。現場仕事なのに本社で研修するなら、
各マンションの共通事項のみ、あるいは一般的なものしかできないだろう。そ
んな研修よりも、現場できちんと引き継ぎすれはそれで十分だ。
 したがって、本社での研修が長いほど、現場管理はいい加減、と考えて良い。
もちろん、いい加減な方が管理人は楽できるから、長い研修も、ガマンしてあ
りがたく受けねばならない。反面、現場管理がいい加減、ということは、何か
希望したり依頼してもなかなか分かってもらえない、ラチがあかない、という
ことになるから、その覚悟はしておいた方が良いかも知れない。
 余談ながら、本社研修のポイントは内容ではない。どういう場所で、誰が
担当して、どういうスタイルで何をテーマにしているのか、という会社の、研
修に対する考えの把握である。それは、会社が、現場の状況、現場仕事をどの
程度把握、理解しているかというバロメーターになる。引き継ぎも、もちろん、
同じだ。つまり、会社のレベルだが、現場で自分を守るためには、やはり、レ
ベルだけは知って置くべきだろう。

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