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2012年4月21日 (土)

064 前任者との引継 

引き継ぎの後半は、いよいよ管理人間の引き継ぎ。誰でも経験しているだろ
うが、引き継ぎは、する側もされる側も疲れるものだ。しかし、どんな現場で
も必ずあることだから、管理会社も、引き継ぎ書なるものを定めている場合が
多いと思う。では、その引き継ぎ書なるものは誰が作る、あるいは書く、のか。
まあ、前任者しか居ないだろう。当然のようだが、現場任せの結果は、レベル
がバラバラになることだ。ためしに、その引き継ぎ書に基づいて、管理会社の
担当が、ある日1日管理人業務を代行してみればすぐ分かるだろう。
 さて、当ブログの前回までの考えに基づけば、引き継ぎ書も勘違いの産物だ。
管理人間の引き継ぎは、何をするか、ではなく、どう行うか、である。繰り返
しになるが、何を、というのは管理委託契約に書かれていて、管理会社の担当
の管轄だからだ。逆に言えば、管理人に選択権は無いのだから、何を、と言う
項目を管理人に任せてはいけないのだ。管理人間で引き継ぐべきなのは、どう
行うか、なのだから、作るとすれば引き継ぎ書ではなく、作業マニュアルだろ
う。
 これも、誰もが経験しているだろうが、朝9時から夕方5時までびっしり説
明されて頭に入るのか。たぶん、家に帰って風呂に入ってさっぱりしたら、ほ
とんど忘れるだろう。いや、夕方管理室を出て、三歩歩いたらもう忘れるかも。
 実は、管理人間の引き継ぎは、そんなに根を詰める必要も意味もない。なぜ
かと言えば、説明のネタはマニュアルにあることだからだ。パソコンソフトの
分厚いマニュアルが典型だが、マニュアルとは、必要なときに必要な部分を参
照するためだけのもので、隅から隅まで読んで記憶するためのものではない。
もっと言えば、ある程度経験してから参照したとき、本当に役に立つのがマニ
ュアルというもので、初心者のためのものではない。つまり、後任者が自分の
ペースで仕事を始めてから役に立つものなのだ。事前に隅から隅まで説明する
事が、実は間違っているのだ。
 だから、やり方はここに書いてあり、このマニュアルは引き出しのここに入
っています、と言えば終わり。5分もかからないだろう。その説明を失念して
も、引き出しを見てみればすぐ分かることだ。委託契約書のコピーはここにあ
ります、とその場所を教えれば申し分無い。管理室での前任者との引き継ぎは
これで終わり。
 管理室になにがあるか、と言うことは、後任者が、引き出しやロッカーなど
の中を自分で確認すれば良い。分からなければ探す、というのは、常識だろう。
つまり、常識ある人なら説明されなくても分かることなのだから、引き継ぎは
適当で良いのだ。前任者がきちんと教えてくれなかった、等と責任転嫁や言い
訳する人は管理人稼業には向かない。

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コメント

引継ぎと研修をごっちゃにしている人も多いですよね。
管理会社間の引継ぎなら、本来引き継ぐのは鍵と書類くらいのものだと思います。それ以外のことについて引き継げというのは、「ノウハウを教えてくれ」というのと同じじゃないかと。

引き継ぎは、相手があることですから、難しいですよね。

いやー 全くその通り ○○さんのやりいい方法でやって下さい。
それで引き継ぎ完了。
ただ、聞かれた事は教えてあげればいいと思います。
やってる内にわかってきます。

憲ちゃん 殿
コメントありがとうございます。

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