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2012年3月28日 (水)

061 委託契約書に従って・・

 管理委託契約書に書かれていることと、管理人が実際にやっていることが違
う場合、最終的な対応は管理会社の責任だが、やってないじゃ無いか、とまず
管理人にも言ってくるだろうから、管理人は、やはり一度は委託契約の管理人
業務の部分は見て置かねばならない。
 で、読んでみたら、まずいことが見つかったらどうするか。やることになっ
ているのに、実行していなかったらどうするか。やるしかないだろう。ただし、
地下ピット点検等のように、一人では危険なので禁止、と言われている場合も
ある。その場合は、会社の指示、と説明できるから、委託契約書に書かれてい
ようと、しなくて良い(してはならない)。
 或いは、やってみたら、時間的に難しい、管理室にある道具ではうまくでき
ない、ということも有り得る。こういう問題点は、実際にやってみないと分か
らないだろう。その場合は、管理会社にまず報告すればよい。管理組合や居住
者から指摘されても、いまある用具や道具ではむりなので、新しいものに変え
るとか考えてくれるよう管理会社を通じてお願いしてあるが、まだなんの返事
も無い、と答えられるだろう。
 また、具体的に何をどうするのか分からないこともある。委託契約は作業マ
ニュアルではないから、分かり難いのもやむを得ない。この場合も、管理会社
に問い合わせねばならない。訊いてみたら、自分の予想と違っていることもあ
る。なんだ、そういうことか、そんな程度か、ということもある。確認さえし
ておけば、居住者に言われても、こういう意味だと指示されている、と答えら
れる。
 どんな現場でも、委託契約と現実の作業のずれは必ずある。そんなこともや
るなんて知らなかった、引き継ぎ無かった、というのが普通だろう。しかし、
やることになっている仕事は、やはりやらなければならない。
 逆から言えば、委託契約にないことは、やらなくて良い、ということだ。前
任者がしていた、ということは、なんの意味もないのだ。ただし、やるべき事
をやっていなければ、やらなくて良いことは断れないだろう。やるべきことを
やっていないので、やらなくても良いこともやらざるを得ないのか、その関係
は微妙だが、やるべき事とやらなくて良いことは、委託契約と表裏一体なのは
分かると思う。委託契約を見て初めて、やらなくて良いことが分かるわけだ。
委託契約は、管理人にとっても重要であり、こういう当たり前のことは、真っ
先に確認しなければならない。委託契約を見ておくのは、自分を守るためなの
である。

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