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2012年2月28日 (火)

057 担当の確認事項

引き継ぎの時、担当が管理人に伝えるべき事は、会社の方針のほかに、もう
ひとつある。それは、伝える、と言うより、確認と言うべきかも知れないが、

管理人は無力、という鉄則である。
 すなわち、居住者から新たな注文、要望(要求)があったとき、管理組合や
管理会社(担当)からOKが無ければ出来ない、と言うことだ。これは、やる
気のある管理人にクギを刺すように聞こえるかも知れないが、まず管理組合や
管理会社に確認します、と逃げてください、という鉄則の確認なのである。
 即答する方が信頼されるように思えるかも知れないが、断らざるを得ない場
合を考えれば、即答より会社に確認してから断る方が、遙かに断りやすいし、
角も立たないし、誤解も防げる。いつも、まず管理組合が、管理会社が、と言
うと、逃げているように聞こえるというなら、何事にも順序がある、と言えば
良い。納得出来ない居住者には、直接管理組合や管理会社に言っていただいた
方が早いかも、と付け加えて良い。
 重要なのは、無力であることと信頼されることは決して矛盾しないことだ。
長い目で見れば、むしろ、無力である方が信頼されるだろう。
 担当は、会社の方針(ようするに、会社の本音)は、いきなりは言えないか
も知れない。しかし、それならばなおのこと、管理人は無力、の確認は必要だ。
 現実としては、近いことは担当も言うと思う。曰く、「俺に(私に)連絡す
る前に進めないでくれ」等々。しかしこれでは逆効果になりかねない。
 ポイントは、するな、ではなく、逃げてください、である。つまり、動くな、
ではなく、まず居住者の要望という土俵から逃げるという形で動いてください、
なのだ。そこまで言わないと、誤解されて意味が逆になりかねない。
 繰り返せば、管理会社に確認するという行動として動け、なのだ。要望に直
接応えるという行動とは違っても、動けば、居住者は、対応していると認めて
くれるはずだ。したがって、担当や組合の返事は分かっていても、確認を繰り
返して良い。なお、繰り返す事には別の意味もあるが、それはここでは触れな
い。
 念のために言えば、無力とは無能のことではない。無能な管理人は、無力に
徹しきれず、有能を目指すかも知れないが、そのときのツケは全て自分一人で
払わねばならない。無能に徹するのは、実は積極的、前向きなことで、あるべ
き管理・管理人の絶体の前提と考えている。それについては、いずれ、改めて
述べることとしたい。 

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