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2011年12月28日 (水)

049 私物の意味

 管理人の私物には、実はもう少し深い意味がある。余談になるが、私物の内
容はその人を表す、つまり、その管理人がどういう人か知りたければ、管理室
に置いてある私物を見ればよい。もちろん、私物だから見せないはずだが、よ
うは、私物は管理人そのものということだ。  
 それはともかく、ここでの本論は、まず第一に、私物の置き場がないとすれ
ば、それは管理人が人間扱いされていないことを示している、と言いたい。も
ちろん、管理室のスペース自体が限られているから、場所を決めたとき、ここ
に収まる程度にしてくれ、で良い。
 マンションとは人が住んでいる場所。従って、自分も勤務現場のマンション
に住んでいるような気持になるくらい愛着あれば理想だが、そこまで望むのは
無理かも知れない(ただしそれは、住み込み方式がベスト、という意味ではな
い。それも別の話だ)。そうなるためには、管理人の私物の存在を認め、置き
場所を認めるべきだ。私物を認めないと言うことは、管理人を人として認めな
いことだ。人として認められていない管理人が、住んでいる人のために、本心
から仕事出来るわけはないだろう、という結論になる。
 私物置き場の第二の意味は、好き勝手においてはいけない、ということだ。
管理人の私物を認めると言っても、無制限、無条件ではない。管理室にあるも
のは、管理組合のもの、管理会社のもの、管理人個人のもの、このいずれかで
ある。すなわち、私物の置き場を認める本当の意味は、この三者を完全に分け
て管理、扱え、と言うことなのだ。
 もちろん、現実の作業では、自由に使って良い。分けて管理というのは、管
理組合、会社、管理人、それぞれの分担範囲や境目を確認するためで、守備範
囲や境目は、言葉で説明することができるが、もの、と言うものは目に見える
からわかりやすいし、使った後どこに置くか、ということは、日々、三者の境
目を確認することでもある。ゴミの分別ように、はっきり分かるように別々に
することが理想だ。シール、ラベルで区別という方法もある。
 つまり、だれが見ても、組合、会社、管理人の違いと言うことに気がついて
くれればよいのだ。管理室に入ったとき、それらがきちんと区別されて配置さ
れているのが分かれば、管理会社と管理人のレベルに、誰もが感心すると思う。
もちろん、それは理想であって、それを具体化するのは難しいかも知れない。
しかし、あえて、理想はそういうことだ、と言っておきたい。
 さしあたりは、何か頼まれたとき、それは管理人の仕事なのか、会社か組合
か、とまず考える習慣を身につけるのが身近な目的で、それでよいのだが、そ
れはものの分別管理のように、目に見える形にしておきたい。そのためには、
管理人の私物の置き場を設けること、を手がかりにして始めればよい、と言い
たいわけである。

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コメント

年末から管理人になりました。何が何だか分からない事ばかりで不安です。研修もなく 突然勤務です。ブログ楽しみにしてます。

あけましておめでとうございます。
今年も仕事の参考にさせていただきたいと思います。

キョロちゃん・様

お役に立てればうれしいです。
よろしくお願いいたします。

ひねもす野ダリ ・様
明けましておめでとうございます
私の方こそ、本年もよろしくお願いいたします。

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