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2011年10月 7日 (金)

038 あいさつ 2

挨拶、とは、おはようございます、こんにちわ、こんばんわ、この三つだけ。
これを忘れてはならない。別な言い方をすれば、挨拶としての三つの言葉以外
は、それなりの注意が必要、と言うことだ。だから、寒くなりましたね、等と
言うことは普通に言うとしても、これは、次の段階の会話であって、挨拶では
ない。挨拶以外のことを言うと、出かけの忙しいときに呼び止めるな、と反感
もたれるかも。あるいは、軽く声をかけたのに、上から目線だ、管理人は居住
者を見下ろしている、等と言いがかりを付けられる可能性すらある。居住者の
性格、年代、仕事、等によって異なるが、一般的には、管理人との会話を楽し
むためにマンションに住もうと考えたわけではない、ということだ。
 さて、例えば朝。当然、おはようございます、だ。では、行ってらっしゃい、
というのはどうか。それは、身内の使う言葉だろう。だから、管理人稼業も長
くなり、お互いにある程度は気心が通じるようになった居住者ならば、苦情は
ないと思う。
 そこまで行かない段階では、居住者は、馴れ馴れしい口をきくな、と内心で
は思うかも知れない。或いは、××号室の○○が出勤するな、とチェック、監
視しているのか、と感じるかも知れない。もちろん、そんな反感は言わず、返
事しないか、軽くうなずく程度で通り過ぎるだろうが。
 居住者の行動パターンは、様々だ。つまり、出かける先が会社とは限らない。
コンビニ、スーパーに行くたびに、毎回、行ってらっしゃい等、と言われたら
煩わしいだろう。そもそも、出かけるとは限らないのだ。ゴミ置き場にゴミを
置きに行くときもそう言われたら、バカにしているように聞こえるのではないか。
 つまり、おはようございます、から一言踏み出すのは結構面倒なことがある
のだ。おはようございます、だけなら、なんの配慮も不要。どちらが気楽か言
うまでも無かろう。気を遣ったつもりなのに、かえって反感もたれては意味が
ない。ならば、気を遣わない方が良いことになるのではないか。
 管理人は、居住者に気を遣うためにマンションに居るのではない。その原則
に忠実であればよいのだ。丁寧な言い回し、へりくだった言い方も、相手に通
じなければ意味がない。丁寧な言い回しを聞き慣れていない居住者だと、どう
受け取るか分かったものではないのだ。あいてかまわず単に丁寧に言えばよい、
というのはむしろ逆効果の可能性がある。
 言葉使いは、過ぎたるは及ばざるがごとし、なのだ。

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