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2011年8月 7日 (日)

030 最初は研修だが・・

さて、いよいよ、マンション管理人として歩き始めよう。

 新卒でマンション管理人を目指す人はいないだろうし、管理会社も管理人と
しては採用しないだろう。つまり、どこかで定年を迎えた人か、転職者を採用
する、ということになる。もちろん、正社員ではない。
 一般的に、初めての人にはまず研修をするのが普通だろう。別の管理会社か
らの転職者は、ここでは除外して考えるが、ようするに、応募者は管理人は初
めてだが、人間としての形も考え方も固まっている人、というわけだ。ところ
が、最初の研修では、前提として、そのようなことが全く考慮されていないか
ら驚く。
 新人、ただし、社会人としては旧人、に研修で徹底すべき事は3つしかない。
すなわち、マンション管理人とは外の仕事であること、マンションとは建物で
あること、マンションとは人が住んでいること、これだけである。
 もちろん、一見、自明、周知のことだ。しかし、前にも触れたが、そうだか
らこそ、統一的な意味を確認してもらわねばならないのだと思う。わかりきっ
たこと、といえども、わかり方は人によって違う。それをそのままにすると、
それが事故・トラブルの伏線になるのだ。一見自明だからこそ、意味を確認、
共通化しておくべきだと思う。
 まず、外の仕事であるということ。居住者から見れば、ドアの外は道路と同
じ。つまり、開放廊下はもとより、内部廊下の清掃も、要は道路掃除だ。また、
雨の日は当然に管理室で休める訳ではない。雨が降らないと分からない排水溝
や排水路のチェック、雨の吹き込み状況の確認、水たまりの様子、等々、確認
に行くべき事はいろいろある。台風は特にそうだ。台風だからこそ、マンショ
ン内外の巡回が必要なのだ。
 なによりも、マンションでは一番大事なゴミ処理。雨が降ろうがヤリが降ろ
うが、ゴミ収集はあるのだ。祝日でも収集ある場合も多い。
 管理人のほかに清掃員が勤務する物件では、ゴミ出しも清掃員が担当するだ
ろうが、だからといって知らぬ顔してコーヒー飲んでいると、どのようなツケ
が最後に回ってくるか分からないことも、忘れずに研修で教えるべき事だ。気
配りの出来ない人は結構おおい。一緒に仕事する清掃員への気配りできない管
理人が、居住者への気配りなど出来る訳がない。日報の書き方等より、こうい
う見えないコツこそが管理人業務の急所なのだが、研修担当者は、実際の管理
人の経験が無い為か、肝心なことほど教えない、伝えない。まさか、教えては
損、と思っているのではないと思うが。
 資格経験年齢性別問わず、という応募条件は、要するに誰でも出来る、とい
うことだ。にもかかわらず、なぜ研修するのか。まず、そのことの意味から研
修すべきなのかもしれない。

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コメント

こんにちはゴロゴロです、
法律的に、管理会社の定義とは、マンション管理に係わる「事務管理業務」です。ですから、マンション管理組合としては、「管理人業務」を、管理会社にお願いしなくても良いわけですから、「管理会社」に関する誤認?というか、「マンションに住む」ことの難しさを、そこに住む住民が理解していなわけです、管理人さんも理解できないのは、当然だと思います。
ですから、あなたが感じられている疑問は、管理会社の、「管理人」という立場だからだと思います。管理会社としては、契約先の管理組合が、管理人に関して、何でもいいといっているわけですから、別に誰でいいわけで、形だけの研修も仕方ないのだと思います。マンションストックは、全国で、五百万棟といわれていますが、管理会社が適正な管理ができなくなり、企業として生き残るために法律を変えてきているわけです。

管理会社も、管理人の役割を明確にしていない(できない)ようです。
研修が形式的なのも当然でしょうね

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