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2011年7月21日 (木)

028 最後の仕事

マンション管理人という仕事を目指すに際して、最後に考えておきたいのは、
管理人とは「最後の仕事」になるかも、ということだ。
 これから目指す人にとってはいらぬお世話の話だろうが、何らかの理由で、
管理人を辞めて次の仕事をさがす時のことである。年金では足りない、となれ
ば、やはり人は働かねばならないからだ。年齢的には、フルタイムから半日、
或いは週何日かの、いわばより軽い仕事を目指すのがたぶん普通だろう。しか
し、管理人をしている高年齢の人が、全く別のフルタイムの仕事を目指すとす
ればどうなるか。
 自分が、募集側の面接担当のつもりで考えるとすぐ分かるだろう。前職がマ
ンション管理人、という職歴を見てどう思うか。マンション管理人という楽な
仕事に慣れてる人に、ウチの仕事勤まるかな、と思うのではないか。或いは、
居住者と何かトラブル起こして辞めたとすると、ウチでも仲間とうまくやれな
いだろう、と思うかもしれない。
 もちろん、特殊な資格や技術はアピールできる。しかし、それも、そういう
資格あるのに何でマンション管理人やっていたのか、と逆に勘ぐられる可能性
もある。つまり、前職がマンション管理人であるが故に、視点が逆転して書類
選考で落とされる可能性が極めて高いと言うことだ。実際に面接して見れば、
そうでないことは分かるだろう。しかし、履歴書だけではそこまでは分からな
い。従って、世間一般のイメージが基準になる。なにしろ、面接してくれない
のだから、説明も弁明も出来ないわけで、このハンディは決定的に重い。
 まあ、その次、まで考えてマンション管理人を目指す人など居ないかもしれ
ないが、ある仕事を選ぶ、というのは、その仕事についての世間の一般的なイ
メージ、もちろん、誤解や偏見も含めてだが、それを受け入れるということな
のだ。これは最初の就職でも当然同じだ。しかし、再就職、再々就職となると、
選択の余地は狭くなるから、世間一般のイメージの重さは全然違うよ、と言う
ことだ。第二、第三の仕事として、マンション管理人を選ぶのことの意味は、
やはり、知っておく方が良いだろう。最後の仕事、というのは、そうなる可能
性が極めて高い、という警告の意味である。
 結局、仕事とはそう言うものだ。マンション管理人は気楽な仕事、というイ
メージが一般的ということは、アンタも気楽さだけを求める人、と言うことに
なるわけだ。マンション管理人という仕事が、本当に気楽な第二第三の仕事、
第二第三の人生にふさわしいのか、それほど単純なことではないが、世間はそ
んなところ迄は見てくれない。そのために、楽、を求めるツケは、必ず、とま
では言えないが、最後に回ってくると覚悟しておいた方が良い。

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