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2010年12月18日 (土)

002 資格・経験・年齢・性別

 管理人は資格経験年齢性別問わず、と言う。さて、それではそれは、どうい
うことになるのだろうか。
 言うまでも無いだろうが、資格・経験・年齢・性別は、履歴書でわかること
だ。採用担当者は、いったい、どこを見るのだろう。職歴に空白期間が無け
ればよい、つまり、無職で3年間過ごした、と言うようなことがなければあとは
よい、と言った面接者もいた。多少疑問感じても、ダメなやつなら自分から辞
めてゆくだろう、と言うわけだ。
 管理会社が恐れるのは、事故とトラブルだろう。事故防止、トラブル防止に
関する通達が途切れることはないが、それは、逆に言えば、通達では防止で
きないということだ。とすれば、発想を変えるべきではないか。つまり、事故と
トラブルは必ず起きるという前提にすべきだ。問題は、そのとき、その後どう
するか、である。そこにこそ、管理のノウハウの極意がある。
 決め手の第一歩は、予測である。そのとき、資格・経験・年齢・性別がポイ
ントになる。例えば、資格、というのは、一応公式の勉強をしている、と言う
ことで、警報発報にもうろたえない、警報の意味を理解できると言うことだ。
また、人生経験があればそのトラブルは起きなかったかもしれないし、そんな
にこじれなかったかもしれない。その一方、加齢とともに動きは悪くなる。問
題なのは、体が動かなくなると、気配りも注意力も鈍くなることだ。
 そして、絶対なのが、物件の環境条件。例えば、駐車場のないマンションで
は、駐車を巡るトラブルが皆無ではないにしても、まず除外して良い。環境条
件の違いはそのようなことになる。また、構造、築年数、規模によって、起き
うる事故、トラブルも異なる。
 そのようなことをデータベース化しておけば、予測が出来る。マンションの
規模別に起きえる事故やトラブルの予測、あるいは管理員の経験年数を基準
にして、巻き込まれ得る事故、トラブルの予測が出来る。そしてそれは、勤務
ぶりに疑問を感じさせるとき、そしてその結果としての事故トラブル時に、会社
側の対応があらかじめ準備しておける、と言うことなのだ。
 リスク管理、とはそういうことなのである。もちろん、これは大変な費用と
手間がかかる。組み合わせのパターンは無限に近いからだ。投資効果の計算
も難しい。しかし、トラブル解決の費用を考えれば、トータルでは安いはずだ。
なぜなら、トラブル解決費には上限が無く、累積ではどんどん積み上がってゆ
くからだ。
 念のために言えば、必要なのはあくまで資格・経験・年齢・性別で、実名は
無用である。別の言い方ではこういうことだ。採用面接では、職歴に空白がな
いかどうか程度のチェックで、あとは面接者の印象、直感だけで決めてもかま
わないだろう。しかし、決定した後では、資格・経験・年齢・性別をきちんと
押さえておかねばならない、と言う意味だ。

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